GTFSデータの作成、利活用に使えるツール情報です。

GTFS運行日チェッカー

  • GTFSデータのうち運行日情報(calendar.txt、calendar_dates.txt)をチェックするツールです。
  • GTFSデータをアップロードすると、運行日が「平日」「土休日」などの運行区分(service_id)ごとにカレンダー形式で「運行する日かどうか」が表示されます。
  • 間違えやすい、祝日、お盆、年末年始などの運行日が正しく設定されているか確認してください。

GTFS shapes.txtチェッカー

  • shapes.txtはGTFSデータの中でバスが走るルート(道路)の形状を示すデータです。
  • データ内では、ルート(道路)の座標(緯度経度)がバスが通る順番を付けて記載されていますが、その座標でマップ上に路線を描いても、ルートがループになっているところや同じバス停を複数回通るようなルートでは、正しいデータかどうか確認できません。
  • このチェッカーでは、shape_idごとにルートをマップ上に示すとともに、座標の順番に従ってルート上をバスのアイコンが走りますので、ルートの情報が正しいか確認することができます。
  • GTFS shapes.txt チェッカ―の使い方

GTFS路線図作成ツール

GTFSデータから路線図を作成するツールです。路線やバス停の分布を俯瞰することができます。次のような特徴があります。

  • 複数のGTFSデータを描けます。複数のGTFSデータを一括取込めます。
  • バス停の表示/非表示、バス停名の表示/非表示を選択できます。
  • バス停表示をアイコンか丸が切り替えられます。
  • バス停を標柱ごとかバス停で名寄せした代表点で描くか選べます。
  • バス停アイコンにはバス、路面電車、電車、船の4種類あります。route_typeで描き分けます。
  • GTFSデータ単位、路線単位で表示/非表示を選べます。
  • 路線の色は①路線ごと色分け(route_color使用)、②事業者ごとに色分け、③全部同じ色 から選べます。
  • バス停表示の丸の大きさと色、路線の太さと③の時の色は指定できます。
  • 背景地図は、地理院地図(標準、白地図、白地図の50%透過、白地図、航空写真)、オープンストリートマップ、グーグルマップ(地図、航空写真)が選べます。

GTFSデータリポジトリとValidator 

【GTFSデータを作成・公開するバス事業者や市町村の方向け】
(一般社団法人 社会基盤情報流通推進協議会 提供)

 

GTFSデータリポジトリは、データを作成したバス事業者や市町村が、データを簡単にオープンデータ公開できるウェブサイトです。データを公開することにより、多くの方に利用してもらいデータの価値を高めることができます。

  • リポジトリでGTFSデータを公開するときには、最初に組織作成申請を行い、その後、データをアップロードします。
  • グーグルなどの経路検索事業者へのデータ提供に便利な固定URLが作成され、最新の更新データをアップロードするだけで、固定URLでデータ公開ができます。
  • ダイヤ改正に備えた更新データも公開できるので、ダイヤ改正日以前に経路検索に反映させることができます。また、過去のデータも含めて時系列でデータ管理できます。
  • データをアップロードするとValidatorというデータチェックプログラムが作動して、GTFSの文法間違いやデータの不足、IDの不整合などを表示します。誤りの指摘だけでなく、対処方法なども表示されデータの修正に役立ちます。
  • データ利用者向けにはAPIも用意されています。
  • リポジトリによるGTFSデータ登録ガイド

GTFSデータリポジトリ新着情報

【GTFSデータを利用する方向け】

  • GTFSデータリポジトリには、日々、データを公開する組織(バス事業者や市町村)が増えたり、新しいデータがアップロードされています。
  • 新着情報のページでは、日ごとに追加された組織やフィード、GTFSファイルを表示します。
  • リポジトリのデータをお使いの方は、このページをチェックすることで最新のデータが利用できます。

GTFS Test Viewer

【GTFSデータを作成する方向け】
(旭川工業高専 嶋田鉄兵先生提供)

  • 作成したGTFSデータをアップロードして、路線図、バス停、時刻表、運賃などのGTFSデータの内容を表示できるツールです。
  • GTFSデータを作成したら、このツールを使って、データの内容を確認できます。

見える化共通入力フォーマット

【GTFSデータを作成する方向け】
(公共交通利用促進ネットワーク提供)

  • GTFSデータを作成するエクセルツールです。
  • シートにバス停、路線、時刻表、運賃などの情報を入力して、GTFSデータを出力します。
  • コミュニティバスを運行する市町村や小規模なバス事業者向けです
  • 無償で利用できます。

標準的なバス情報フォーマット出力ツール(西沢ツール)

【GTFSデータを作成する方向け】
(地域・交通データ研究所/東京大学客員研究員提供)

  • GTFSデータを作成するエクセルツールです。
  • シートにバス停、路線、時刻表、運賃などの情報を入力して、GTFSデータを出力します。
  • コミュニティバスを運行する市町村や小規模なバス事業者向けです。
  • 無償で利用できます。

Canonical GTFS Schedule Validator

【GTFSデータを作成する方向け】
(MobilityData提供)

  • 作成したGTFSデータのチェックツールです。
  • GTFSの仕様やベストプラクティス(推奨されるGTFSデータの設定方法)を公開しているMobilityDataという組織が作成したツールでデータの文法的な誤り等を指摘してくれます。
  • 検証結果は英語で表示されます。上記のGTFSデータリポジトリではこの検証ツールを用いて検証し結果を日本語で表示してくれます。